世間の常識からはみ出した人たちのキテレツ精神!というのがオビの宣伝文句。副題は「近代日本を騒がせた夢想家たち」。内容は、明治から昭和初期にかけて活躍した学者たちを、いたってまじめに取り上げ、その言動を紹介する歴史解説ものである。ま~この新書も、タイトル通りの内容をあまり期待しすぎてはいけないのだ。
地動説に反対し、地球平面説を唱えた学者「佐田介石」。明治元年に「輝かしい未来」というSFを翻訳した教育者「近藤真琴」。進化論的国家観を表明した法学者「加藤弘乃」。ユートピアを夢見た発明小説家「村井弦斎」。昭和初期に柔らかいロボットを作った「西村真琴」。などなど。
全部で10名の人物を紹介しているのだが、宣伝で言うほど奇妙な学説ではなく、いたってまともなので、それほど知的好奇心をそそられる話でもなかった。ま~確かにあまり知らない人物ばかりなので、トリビア的勉強にはなるがそれ以上でも以下でもなかった。明治から昭和初期の歴史に興味のある人には面白いのかも知れなのだが・・・とりあえず、そ~なんだという本。