人気絶好調のIWGP(池袋ウエストゲートパーク)シリーズ第5弾なのだ。今回もマコトくんは縦横無尽に悪と戦い、爽快に活躍してくれる。ま~お決まりの展開といってはそうなのだが、それでもファンはいいのだ。常に最新の風俗情報を取り入れ、ITと知力と人脈を駆使し、闇の世界を暴きだす。たった今のTOKIO・CITYを描く筆は冴えわたっている。
今回は、集団自殺を呼びかける闇のネットサイトを運営するクモ男と、それに対抗する反自殺グループの戦いに参戦していく「反自殺クラブ」。風俗スカウトの生態を描く「スカウトマンズ・ブルース」。中国の死の工場を告発するキャッチガールに協力する「死に至る玩具」。伝説のロック歌手の夢のために一肌脱ぐ「伝説の星」。次から次へとトラブルに巻き込まれ、見事に解決していく様は水戸黄門を髣髴させるのだ。あまりにグロテスクだった「電子の星」に比較すると、フーゾク情報も適度な刺激に抑えられており、一見華やかな世界の裏に潜むダークな面を告発する様は、以前にも増して鋭い。その意味ではシリーズ中でも、良く出来た作品達なのだ。