2010年2月に書いた書評ですが時代の移り変わりは早いもんで・・・

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昨年から巷では、Twitterが流行っているそうだ。そこでこのTwitterとやらを早速使ってみたのだが、どこが面白いのかが分からん。しかし分からんではしょーもないので、最近雨後の筍のようにわいて出てきた、Twitter本を読んでみることにしたのだ。
この、リアルタイムWebサービスであるTwitterは、一般的には、「140字のつぶやきサービス」と紹介されているもので、日本では昨年7月頃からユーザー数が急増しているようだ。
この「Twitter社会論」は、日本ではTwitterの使い手として有名な津田大介というメディアジャーナリストが作者。別に学者ではないので、「社会論」とは銘打っているが、中身はいわばTwitterの宣伝本なのだ。ま~宣伝本という言い方はちょっと酷いかもしれないが、Twitterエバンジェリスト(伝道師)としての津田は、かなり有名らしい。この本によると、津田の名前に由来した「tsudaる」という単語が作られるぐらいの有名人のようだ。
内容としては、Twitterの紹介、歴史、活用術、社会への影響、最後に対談集といった構成。このTwitterの活用方法としては、5つあるそうだ。
①「いま何してる?」のような日常報告
②時事ニュースや話題の感想や解説
③日常生活で思いついた提案や教訓
④イベント中継(これがtsudaる)
⑤自分の活動やイベントに関する告知
ま~企業としては、⑤を積極的に活用しようとしているわけだ。なにせTwitterの利用そのものはタダなので、単純に宣伝することは簡単だ。しかしこのTwitterの特性を理解していないと、無駄になるどころか反発され、逆効果になることもある。ソフトバンクの孫社長はユーザーとして有名だが、UCCは今年の2月初旬に宣伝に用いて大失敗し、騒動を巻き起こしていた。
しかしま~我が輩の使用感覚としては、どうしても納得感が足りないのだ。タイムライン(TL)に流れるしょうもない「つぶやき」を眺めるほどヒマではないし、かといって一瞬で世界中に広まるような重大ニュースは、眺めていないと気がつかないというジレンマがある。この作者のようなヘビーユーザーだと、PCで仕事をしながら別ウィンドウのTwitterをチェックしているようだが、仕事中にそんな余裕があるわけがない。フツーの勤め人には無い。やはり年中PCの前に座っているヒマ人か、スマートフォンのようなモバイル機器を常時携帯している人でないと、まともなユーザーにはなれそうにないと思う。
何らかの重大事件が発生した際の情報収集手段としては有効かもしれないのだが、単なるデマの可能性もあり、情報としての信頼性はかなり低そうだ。
今までにも、Web世界ではホームページ、ブログ、SNS、動画共有サイトと様々な「ソーシャルメディア」が流行り、定着してきた。しかしこのTwitterが、今後どこまで定着できるかはまだ不明だ。従来無かったリアルタイム検索を武器に、ますます断片化する情報を、効率良く収集する手段としての価値が認められるかどうかだろうか。それとも不特定多数からのつぶやきメールを、覗いてみる風俗でも流行るのかな~?
それにしてもAppleのiPADのような、常時Web接続できる高機能のモバイル機器が売れると、インフラ的には問題なくなるだろう。ブログほどではなくとも、一定数のユーザーは獲得していき、次第に定着していくのだろうか・・・。もしかすると、ポケベル、ケータイメールと、モバイル機器を最新風俗として取り込んできた女子高生が飛びついて、日本での普及に弾みがついたりして。
(^◇^;)